腰椎分離症が見つかってもMRI検査をして初期なら運動を休めば治る
腰痛は13歳から飛躍的に増加し14歳が最多です。そんな腰痛の原因の一つが分離症です。分離症を放置していると骨がすべて分離滑り症という状態になり大人になっても慢性の腰痛症に悩まされます。蒲田先生達はCTで骨折線を認めずMRI脂肪抑制画像で椎弓根部に高信号変化を認める分離する前の13人をよっているスポーツを休んでもらいました。その結果、1~2ヶ月のスポーツを休むことで分離前期は100%に近い治癒率を得られたましたが、運動を継続した症例ではCTで偽関節に発展し、手術療法が必要となりました(蒲田久典ほか:Journal of Spine Research.9: 1436-1442,2018)。このように青少年の腰椎分離症では早期のMRI診断が重要だと考えられます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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