腰痛予防には呼吸を意識しながら胴体の筋肉を鍛えよう。
腰椎安定化訓練の一つとして、腹臥位で両肘と両足尖の4点で身体を支えるElbow-Toeがあります。久保先生達は、健常男子大学生11名を対象に呼吸を意識しながらElbow-Toeした場合と呼吸を意識せずにElbow-Toeをした場合での腰椎を支えている筋肉の筋電図を検査しました。その結果、呼吸を意識することで腰痛予防に重要な働きをする腹横筋を働かせることが可能であることがわかりました。
ヤンキー座り(しゃがみこみ)ストレッチができないなら椅子に座って複式呼吸をしても腰痛は改善します。横隔膜をよく動かすことで腹圧を高め、頭の重さを支える背骨の負担をお腹周りでサポートすることができる。両手をお腹に当て、膨らむのを確認しながら鼻から息を大きく吸い込みます。続いて口からゆっくりと息を吐きながら、お腹がへこむのを確認してください
ストレッチのやり方は、椅子に座って足を肩幅くらいに開き、背中全体が伸びるように意識しつつ、8〜10秒ほどかけて少しずつ背筋を伸ばしながら骨盤で前屈みになり、腹式呼吸の息を吐く動作を行ないましょう 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
| 前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |
