戸田整形外科リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

腰痛予防日常生活で気をつけること

前屈みの動作は、思いのほか腰への負担が大きいものです。上体を前に傾けた姿勢で、腰にかかる負担は1・5倍といわれています。前屈みになって床にある物を拾ったり、持ち上げたりする動作は、なるべく避けましょう。 また、重い荷物を持ち上げるときは、自分から荷物の高さまで腰を落として持ち上げるようにしてください。 そして、重い物を手で持って運ぶときは、腕を曲げて荷物を胸にピッタリとつけるようにしましょう。そうすれば、肋骨や胸椎(背骨の胸の部分)にも負荷が分散されます。腕を前に伸ばした状態で重い物を持って歩くと、腰椎にかかる負担が大きくなります。 目線より上にある物を取るときに、腰を反らせて手を伸ばすことも腰痛の原因になります。高い場所にある物を取るときは、腰が反らないよう真っすぐ手を伸ばすようにしてください。 ソファーに座ってリラックスするときは、ついだらしない姿勢になりがちです。ふんぞり返る姿勢は、腰にとって決してよくありません。ソファーでテレビを見るときも、少し腹筋を意識して腹圧を保つよう心がけましょう。   車の運転時に注意したいのは、背もたれから離れてハンドルにしがみつくような姿勢を取ることです。浅く腰かけるとお尻の小さな面で体重を支えることになるので、腰椎にかかる負担が大きくなります。背もたれにお尻がつくように深く腰かけ、お尻全体で体重を支えるようにしましょう。 ひざの上に本を置いた状態で読書すると、ネコ背になるため、腰にかかる負担が大きくなります。机やテーブルの上に本を置き、背すじをピンと伸ばして読む姿勢が、腰にとっては理想的です。 起きるとき 左右どちらかの腰が特に痛むときは、痛いほうの腰を上にして横向きの姿勢になってから起き上がると、動作が楽になります。 朝の洗顔時に腰痛を起こすケースもよくあります。ひざを伸ばしたまま上体を倒して顔を洗う姿勢は、腰への負担が大きくなるからです。前屈みになったときの腰への負担を減らすには、ひざを軽く曲げるとよいでしょう。顔を洗うときも、両ひざを軽く曲げて、上体を前に倒すようにしてください。