腰痛治療にはマッチョな筋肉は必要ない
最近は筋トレブームですが、健康のためよりも見せるための筋肉を鍛えているようにも見えます。例えば、腰痛のためのコアトレーニングは脊柱安定化を目的として行われるのであって、日常生活に負けない筋力があれば十分です。また、多くの本で紹介されているコアトレーニングはお年寄にはキツ過ぎます。大江先生達は腰痛の病期、腰痛の程度、腰痛増悪動作に応じた最適なトレーニングを選択するべきだと述べています(大江厚ほか.:理学療法30: 988-998,2013)。コアトレーニングの代表であるサイドブリッジも高齢者や痛みが強い時期には膝を伸ばして肘で壁にもたれかかるだけでも良いと大江先生達は書いています。いきなり、強い筋トレに挑戦するから長続きしないのではないでしょうか?論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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