膝のサポーターにスポンジを着けて痛い部分を圧迫しよう
ゲートコントロール理論とは、痛みを感じた時にその痛みの部位の周辺に触れることで、触刺激が痛みを感じさせる経路を阻害し痛みを和らげる理論です。薬も湿布もない時の痛みの応急処置は周辺を軽く圧迫して下さい。サポーターに着いたパッドもこの理論です
またサポーターのパッドは半月板を押し戻す効果もあります。僕らの造影剤を注入して半月板の輪郭を軟線撮影する研究を行いました。何も着けていない時の半月板の上の皮下の厚みを100%とした時、パッドの着いたサポーターを着けると平均52%まで圧縮され、飛び出した半月板も押し戻されていました。
論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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