膝の腫れには冷やすより圧迫する方が良い。
Sari先生達は超音波治療と経皮的神経電気刺激(SPSS)と運動療法によるリハビーテーションを行っている89人の変形性膝関節症の患者さんを均等に2つのグループに分け、1つのグループにはコールドパック療法を追加し、もう一つのグループには断続的な空気圧縮療法を追加しました。4週後の成績ではコールドパックに比べて空気圧縮を追加したグループの方が膝の腫れが著名に改善していました。腫れに対しては冷やすより断続的に圧迫した方が血行の改善があり、腫れが治まります。
一方、千田先生の解説によると変形性膝関節症の物理療法の中で, 経皮的電気刺激は鎮痛を目的としており、神経筋電気刺激は筋力増強を目的としています。ただし、外から電気を当てるだけで筋力が増強するわけではありません。自分でも筋肉を収縮させて、その助けとして電気刺激を利用することが大事です 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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