貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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膝を伸ばす筋力が弱くなると階段降りで痛みがでる。

膝を伸ばす筋力を鍛えよう。膝を伸ばす筋肉である大腿直筋は太ももから膝のお皿(膝蓋骨)を通って、スネ(脛)の前についています。大腿直筋が痩せてくると膝蓋骨と大腿骨の隙間が狭くなり、軟骨がこすれて炎症を起こしやすくなります。これを膝蓋大腿関節症といいます。特に階段を下りる時に痛みがでやすいです。なぜならば、膝は56°曲げた時には膝蓋大腿関節の軟骨へかかる圧力が最も高くなりますが、階段を降りる時に下の段に足を運ぶ時には、56度ぐらい曲げた状態で全体重がかかりやすいからです。だから膝を伸ばす筋力が弱くなると階段降りで痛みがでてきやすいです。そんな時には膝を伸ばす筋力を鍛えましょう。椅子に座ってから、片方の脚を持ち上げてひざを伸ばします。この状態で10秒間静止し、次は2秒間脚を下ろします。左右行っても、所要時間はたったの2分です。テレビを見ながら、本を読みながらの「ながら」でもかまわないので、1日2回行いましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝