膝サポーターを巻いてスポーツをすると靭帯損傷の確率が2~3割減る
殆どの人はスポーツ中に膝サポーターを巻く役割は転倒した時のひざの保護のためだと考えています。しかし、本当の役割は膝を締め付ける感覚で脳が膝を意識するようになり、バランスがよくなり、転倒しにくくなります。実際に、スポーツをすると靭帯損傷の確率が2~3割減るという研究結果があります(Rishiraj N, et al: Sports Med 39: 937–960,2009)「サポーターを巻いていると膝の動きが悪くなるから不利だ。」という人がいるかもしれません。同じくテヘラン大学の調査ではサポーターを巻いている状態と巻いていない状態で垂直跳びの高さや膝を伸ばす力を比較したところ違いはなかったそうです(Mortaza N,et al:PLoS One. 2012;7(11):e50110.)。だから、面倒くさくてもスポーツをする時はサポーターを巻くようにしましょう。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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