戸田整形外科リウマチ科クリニック

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若い頃からのO脚が原因で関節炎は起こらない。

僕が診察をしていると若い人が「私は昔からO脚なんですけど、将来、ひざが痛くなりますか?」と聞かれることが時々あります。そういう若い人のO脚は股関節が開いていて、内ももの筋肉が開いた状態です。Victor博士らは248人の健康な若者と532人の変形性ひざ関節症の患者さんの股関節から足関節までの長いレントゲン写真を撮影して検査をしました(Victor JM, et al. Clin Orthop Relat Res. 472:98-104,2014)。その結果、変形性ひざ関節症患者さんのO脚はひざから下の骨が床に対して外側に傾いていましたが、若い人のO脚は大腿骨が傾いていました。だから、若い頃のO脚は医学的には気にする必要はないし、内ももの筋肉を付ければ、見た目のO脚は治ります。江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝