若い頃やっていたスポーツは是非続けよう。
栗田先生達の研究では静岡県の一般の高齢者に対するサッカーをしている人とサッカーをしていている高齢者の標準化受療比を調査しました。その結果、「骨折以外のけがややけど」は7.15倍、風邪は1.68倍で起きていましたが、「肩こり症」0.45倍,「糖尿病」0.44倍,「肥満症」0.26倍、つまり一般の人の半分いかでした。このようにシニアサッカー選手は一般住民と比べ,外傷などは多いが,生活習慣病などは少なかったそうです。さすが、サッカーのさかんな静岡県ですね。
手塚先生達の調査では40歳以上のシニアサッカー選手3853名のうち傷害発生件数は53件でしたが、受傷部位は下腿が最も多く、診断は肉離れが最多でした。中高生のサッカー選手では足関節捻挫が多いですが、年齢とともに肉離れが多くなってきます。運動前にはふくらはぎを伸ばすストレッチを十分にして下さい。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |