衝撃波は痛みなく変形性膝関節症の骨に効く。
衝撃波は音の波が伝わる時の抵抗が変わる部分で熱がでてきて温めます。最初は尿管結結石などを痛みなく砕く器械として開発されました。衝撃波は脂肪組織や筋肉を通る時には熱がでません。しかし、骨表面や腱・靭帯付着部、腱変性部などに当たると熱がでてきて温め、炎症を起こすサイトカインの活動を抑えたり、骨を形成するBMP-2の分泌を促進します。Al-Abbadi先生達の研究では変形性膝関節症の患者さんに毎週 4 回または 6 回のセッションで 1500 回または 3000 回の衝撃波を 4 回または 6 回を与えました。その結果、より沢山衝撃波を与えた患者さんほど症状がよくなっていたので、衝撃波は効いていることが証明されました。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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