足の指の握力訓練はとても大事!踵を地面につけて鍛えよう
歩たり走るときに「人間の重い体重を狭い面積で支えている足ってすごい」と思ったことはありませんか?どんなに優れたアスリートでも足を怪我してしまえば、何もできません。そんな足の機能の中でも重要なのは握って踏ん張る力です。新井先生達は、足の指の握力は片脚立ち時間、10m最大歩行速度と正比例したため、足の指の握力は介護予防や転倒予防における評価法として活用できると報告しています(新井智之ほか:理学療法学38: 489-496,2011)。だから、普段から足の握力を鍛えておくことが重要です。足の握力を鍛える時には、足を捻ってしまう(例えば、反対の足のふくらはぎをつかむ)と、長母趾屈筋という筋肉が働かないのであまり効果がありません。だから、足の筋トレでは踵を地面に着けて、マヨネーズのキャップを掴んだり、タオルを引き寄せるようにしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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