足関節捻挫を予防するテーピングの注意点(優秀なトレーナーの指導)
足関節(いわゆる足首)の捻挫が慢性化して…という方は結構多いと思います。特にサッカー選手から「捻挫を予防するテーピングの注意点は何ですか?」と質問されることがありますが、上手く答えることができません。
そこで適切な回答を導く目的で、木曜午前に戸田クリニックで診察して下さっているスポーツ医学に詳しい増田先生を通じて日本でトップクラスの技術を持っているトレーナーにテーピングの注意点を聞いてもらいました。試合の前には使用するテープを何種類もたくさんのサイズ準備しておられました。「あれ?こんな巻き方観た事ない…」選手の要望に合わせて実に細かく調製しておられそうです
一般の方がすぐ役立つポイントを教えて下さったのですが、
1:足関節をきっちり背屈して(つま先を上げて)巻く。なぜなら底屈すると緩いままの固定になる。但し、プロのトレーナーが某代表選手に行う方法では「特殊過ぎる」巻き方があるようです。
2:成長期は出来るだけテーピングをしない。なぜなら自前の『回路』の発育の妨げになる。そうです。
一番のポイントは汗を吸うと固定力が落ちる事で、30分で30%減という報告もあるそうです。コストパフォーマンスの観点からもバンドなどの活用もお考え下さい。当クリニックでは単なる固定のみならずパッドも装着して高齢者の方の様々な症状に対応する製品も準備していますので、ご相談下さい。
解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |