跨ぐ(またぐ)動作ができる介護ロボットの開発は難しい
「介護職に着く人が減ってきたのなら 外国の人に介護してもらうよりもロボットに介護してもらえばいいんじゃないか?」と考える方も多いと思います。でも介護ロボットの開発で一番難しいのは障害物を跨ぐという動作ができないという点です。進矢先生の解説によると人が障害物を跨ぐ際の行動では,目で観ることによる周りの状況の判断を経て,適切な運動が選択され、その運動が実行される.すなわち,障害物とそれを跨ぐ足を挙げる程度をロボットが理解することは難しいです。今後,高齢者の転倒予防や移動ロボットが一般に普及するためには人の神経制御機構が解明されることが課題だと進矢先生は述べています。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
| 前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |
