青背魚に含まれるEPAやDHAは炎症を沈静化する
サンマ,イワシ,マグロ,ブリ,サバなどの青背魚に多く含まれるドコサへキサエン酸(Docosahexaenoic acid, DHA)や,エイコサペンタエン酸(Eicosapentaenoic acid, EPA)は動脈硬化を予防することで有名です。しかし、DHAやEPAから作られる物質は好中球浸潤抑制やマクロファージによる好中球の非催炎症性貪食といった機能を有する関節炎を沈静化する化学メディエーターとなります(村上孝作:日本臨床免疫学会会誌.39: 155-163,2016.)。変形性ひざ関節症やリウマチの痛みが出てくれば、青背魚を沢山食べましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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