戸田整形外科リウマチ科クリニック

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頸椎の手術。前からも後ろからも人工物を入れるのが主流!

神経の管が狭くなって起る症状には頸椎椎弓形成術を行います。全身麻酔をかけて首の後ろの皮膚を5cmほど切ります。そこから脊柱管の後方にある椎弓に切れ目を入れ、マンホールのフタを持ち上げるようにしながら隙間にスペーサーという器具を入れて、脊柱管の輪っかを大きくします。骨と骨との間の椎間板が後ろに飛び出して神経に当たる椎間板ヘルニアにはる前方除圧固定術を行います。全身麻酔をしたうえで首の皮膚を3~4cmほど切り、そこから顕微鏡を使って手術をします。飛び出した椎間板を取り除き、脊髄や神経根への圧迫を解除します。でも、そのままでは骨と骨とのすき間ができてグラグラしてしまいます。そこで、隙間に金属製のケージをいう器具を入れて固定します(伊藤達雄ほか:ビタミン文庫.肩こり・首痛を自力で治す最強事典.マキノ出版,2016)。前からでも後ろからでも人工物を入れるのが主流のようです。解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝