骨粗鬆症にカルシウムという治療法は古い
健康食品では骨粗鬆症の予防のためにカルシウムやビタミンDをとろうと書いていますが、その考えは古い!最近の整形外科の薬は違います。ビルの建築と同じです。古い建物の上からコンクリートを塗ってもすぐ壊れるのと同じです。古い骨を破骨細胞によって吸収させてから新しい骨を造るために破骨細胞と骨芽細胞の両方を強めます。
骨折を起こしやすい状態の方には副甲状腺ホルモンや副甲状腺ホルモン関連タンパク質が注射で投与されます。これらは破骨細胞の働きを活発にして、古くなった骨を壊します。また腸でのカルシウムの吸収を増やし、腎臓でのカルシウムの排出を減らし、血液中のカルシウムを増やし、骨の原料を増やし骨芽細胞が造る骨の材料を増やし、新しい骨を作ります 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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