128万円と18万円の注射の間で1年後の効果に統計学的な有意な差はなかった
大鶴先生をはじめとする全国の関節症クリニックでは変形性ひざ関節症に生物学的治療を沢山行っておられます。その治療成績を関節外科という雑誌に発表して下さり、僕は大変参考になりました(大鶴任彦ほか:関節外科.39: 945-954,2020.)。脂肪組織由来培養間葉系細胞療法と濃縮血小板由来因子のレントゲンの重症度別の12ヶ月後の効果があった患者さんの割合は統計学的に明白な差はなかったそうです(p=0.17)。ホームページ(https://www.knee-omiya.com/treatment/price/)を拝見すると、かなりお値段が違いますが、科学的で公平なデーターを発表して下さった先生方を心から尊敬しています。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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