貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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65歳以上になれば積極的に肉を沢山食べよう。

日本人の肉や卵などの動物性蛋白質の摂取量は年々増えています。米国健康・栄養調査(NHANES III)に参加した6,381人の米国人を対象に調査した。参加者を50歳以上の中年と、65歳以上の高齢者に分け、平均18年間追跡して調査した。結果は学術誌「セル メタボリズム」に2014年に発表しました。 肉や乳製品などの動物性食品から、1日の総カロリー摂取量の20%以上を摂取していた50歳以上の人では、低タンパク質の食事をとっていた人に比べ、がんや2型糖尿病の発症が増え、死亡率は4倍に上昇した。 野菜や豆類などの植物性食品からタンパク質をとっていた人では、死亡率の上昇は抑えられていた。 一方で、65歳以上の高齢者では、逆に動物性タンパク質を多く摂取していた人の方が死亡率は低かった。全死因による死亡率は28%、がんによる死亡は60%、それぞれ低下した。但し、65歳以上といえども脂肪分のとりすぎは健康に良くありません。だから赤身の肉を沢山食べましょう。お薦めはラム肉です。ラム肉にはLカルシトニンという内臓脂肪を燃焼させる成分が多く含まれています。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝