金森先生達は45人の変形性ひざ関節症の患者さんに靴中敷きを処方する前に靴を評価しました(金森輝光ほか:靴の医学.28: 60-64,2015)。その結果、実際の足サイズより患者さんが履いている靴は平均9.4mm大きく、10mm以上大きな靴をはいていた患者さんは19人(42.2%)もいたそうです。サイズの大きい靴では靴内で足が滑りやすく.またかかとの安定が得られにくいため45例中41例(93.3%)でくつの中敷き用の靴を購入する必要があったそうです。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝