戸田整形外科リウマチ科クリニック

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PK戦は実力とは無関係では?Wカップ出場国が多くするのは良いことか?

今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。日本の、特に育成年代のスポーツ、典型的な例では高校野球など『トーナメント文化』が根付いております。したがって規定回数・規定時間を超えて決着がつかない場合には本来の試合以外に勝ち負けを決定する手段を講じないといけません。 再試合はスケジュール的な問題、抽選は外れくじを引いてしまった人の精神的な負担を考えてでしょうか、高校野球ではタイブレーク。サッカーの場合はPK戦が一般的となっています。個人的にはこれも観ていられません…。 双方5人ずつで戦うわけですが、私の知る限りでは高校選手権では17-16という『2巡目』までかかった例があります。 延長戦を施行した場合では選手の心身両面の負担も問題となります。『皇帝』ベッケンバウアー選手がワールドカップの準決勝で肩関節を脱臼してしまったのですが、交代カードを使い切ってしまっていたので、テープで固定したままプレー続行…という例がありました。この案件も一つの誘因となったのでしょう、続くワールドカップ2回はPK制度が設けられませんでした。16チームを4グループに分けて1次リーグを戦い、上位2チーム合計8チームを再び2グループに分けて最上位で決勝戦を行うというものです。 しかしお金の都合なんでしょうか?その後は本大会参加チームが増えに増え、今年のカタール大会は32チーム、さらにその次は48チームになってしまいます。元々アジア枠は1/16だったんですが、今回は4.5/32、次回は8/48みたいです。本大会では全然勝てないんですけどね。とにかく選手の負担が増えない様にして頂きたいです。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝