PRPは元々スポーツ選手が行っていた。スポーツ愛好家に特に効果がある。
PFC-FDは運動と相性が良い。僕はPRPから細胞成分を除いた凍結した濃縮血小板由来因子(PFC-FD)はどのような変形性膝関節症患者さんに効果が期待できるかを調査して論文発表しました。PFC-FDを行って3ヶ月以上経過した56例の変形性膝関節症患者さんをいろいろな分類法でLequesne重症度指数の改善率を比較しました。すなわち年齢は65歳以上(高齢者)と65歳未満に、罹患年数は5年以上と5年未満に、BMIは25以上(肥満者)と25未満に、大腿脛骨角(О脚の度合い)は180度以上と180度未満に、レントゲン写真が軽症と重症に、運動習慣は週に2回以上を1年以上継続している運動習慣有り群とその他のなし群です。その結果、改善率は男女性の間、年齢層、罹患年数、肥満の有無、大腿脛骨角が180度以上と未満の間、レントゲン写真の軽症と重症の間で明白な差はありませんでした。しかし、運動習慣あり群の改善率はなし群に比べて治療成績が明白に優れていました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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