貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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むくみの原因がわからなければまず8極型電子体重計で測ってみよう。

足のむくみを気にしている女性が多いですね。時岡先生達は、運動不足によるむくみ(廃用性浮腫)と薬の副作用によるむくみ(薬剤性浮腫)を生体電気インピーダンス分析、手に電極を持って乗る8極型電子体重計を使って比較しました。その結果、廃用性浮腫患者は明白にBMI,体脂肪率,体脂肪量と言う肥満の指標が高かったです。薬剤性浮腫では細胞外成分の中でも間質液、これは細胞と細胞の間を満たしている液体で、栄養素や老廃物の運搬などの働きをする水分が多かったです。だからむくみがきになる方は電子体重計にのって肥満傾向があればまず、まず肥満を解消し、細胞外液が多ければ、服用している薬を見直しましょう。 整形外科の診察をしているとよく「足がむくむ」という訴えで高齢者が診察に来ます。でもむくみは骨や筋肉の異常では起こってきませんので整形外科の分野ではありません。血管から水が筋肉や脂肪へ流出することによって起こってきます。血液中にあるアルブミンというタンパク質は分子量が大きいので水を引っ張る力が大きいので水分が血管の中に引き込まれますが、タンパク質不足で血清アルブミン濃度が3.5mg/dl以下になると筋肉や脂肪に水がたまるようになり、足がむくんできます。熊谷先生によると低アルブミン血症を防ぐためには魚と肉の摂取は1:1程度の割合にするや牛乳は、毎日200ml以上飲むようにするなどがあります。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝