貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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ゲーム依存はWHOが正式に認めた世界中で新型コロナより流行している病気。

2019年に世界保健機関(WHO)は新しい国際疾病分類(ICD-11)に、ゲーム行動症(一般的にはゲーム依存と呼ばれています)を収載しました。つまり、ゲーム依存は正式に病気として認められました。ゲーム行動症は女性よりも男性に多く見られます。2019年に実施された調査では、男性の7.6%、女性の2.5%がゲーム行動症を疑われました。これは新型コロナよりも多い中効率です。ゲーム行動症の症状は「朝起きられない」が80%、「欠勤・欠席」が51%、「昼夜逆転」が62%、「学業成績・仕事のパフォーマンス低下」が57%、「物を壊す・家族への暴言」が55%です。吉川先生の解説によるとゲーム行動症の原因は子どもの孤立です。このため治療法は周囲との関係を良好にすることや家族関係の改善やゲーム以外の活動の促進を行うことです。 読売新聞の調べでは里親へ引き取られた虐待児童の18%が里親の元を離れていました。その理由は、一度心に傷を受けた子供は他人に心を開けなくなりやすいからです。松本清張の砂の器で秀夫が大事にしてくれた三木巡査の家を逃げ出したのも心の傷のためでした。そういった意味では実の親と何らかの理由で一緒に暮らせなくなった社会福祉施設の子供達のクラブ活動、例えば歌や踊りの発表会などに積極的に参加することは、心の傷を癒やすのに有効だと僕は思います。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝