ポリオ撲滅運動は日本が主導すべきだ。
ロータリークラブは21億ドル(約3兆円)の費用と無数のボランティアをポリオ撲滅運動に捧げてきました。しかも世界に先駆け日本で起こった運動であります。1987年の国際協議会で麹町ロータリークラブの山田彜さんが立ち上げられたエンドポリオ計画のグループが最初です。現在、ポリオの常在国はパキスタンとアフガニスタンでいずれもイスラム教徒の多い国です。アメリカ中央情報局CIAがビン・ラディン氏暗殺にポリオワクチン活動を利用したことを理由にイスラム過激派は今もアメリカが主導するポリオワクチン接種チームを襲撃します。
しかし、イスラム過激派も日本人に対しては比較的友好的です。「イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか?-世界はだいたい日本の味方」という本が出ているくらいです。
僕の大阪教育大学附属天王寺高校時代の同級生でアフガニスタン駐箚(さつ)特命全権大使岡田隆君はタリバーンも日本人には友好的で日本のワクチン接種活動を支持してくれているとのメールをくれました。勿論、外務省は日本人のアフガニスタンへの渡航を現在禁止していますので直接アフガニスタンで奉仕活動はできません。僕は岡田大使にインドネシアなど大阪からもアフガニスタンからも渡航可能な場所で集まり、パキスタンのスラム街で女性の個別訪問によるポリオワクチン接種を行っている日本のロータリアンの経験をレクチャーできないでしょうか?と提案しています。
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