再掲載:正座は膝に悪い動作ではありません
膝の痛みを防ぐためには椅子型の生活に変えましょう」と言う人がいますが、それは膝が痛くなった後の話であって、膝が曲げられないほど痛くない時は正座をするべきです。人間はお母さんのお腹の中では膝を正座するような姿勢で成長します。だから、正座は生理的に安定した動きなのです。また、今を去る30年以上前に「正座に代わって椅子を主体とした生活になり、膝蓋骨軟化症(旧病名)が欧米並みに増加している」と指摘されています。また、サッカー少年がよくかかるオスグッド氏病も正座の習慣が減ってから増えたと言われています。正座することによって太ももの前にある大腿四頭筋が引き伸ばされ、筋肉が柔らかくなります。だから、成長期にも正座できるようにしましょう。文責:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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