貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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分割睡眠は血圧を上げ、腎機能を下げる。

悩み事などがあり、睡眠途中で目が覚めて、そこから眠れない場合があります。どうせ眠れないならと考え、しばらく仕事をしてから、また眠ることを分断睡眠といいます。高橋先生の調査では夜間早朝を行うトラックドライバーの中で分断睡眠ありのグループは分断睡眠なしのグループに比べて血圧が高く、危険な運転を行う回数が多かったです。また林先生達は夜勤の多い職員を対象に分断睡眠あり群となし群に分け、糸球体濾過量(eGFR)を比較しました。eGFRとは、腎臓が血液中の老廃物をどれだけ効率的に濾過して尿として排泄できるかを示す指標です。その結果、分割睡眠あり群では分割睡眠なし群に比べてeGFRがやや低かったです。 睡眠時間の目標値を六十歳以上は6時間~8時間であり、6時間未満との睡眠は心身の健康を損なう可能性が高いそうです。金町駅前脳神経内科の内野先生によるとうつ病の前兆の例として几帳面だった母親がお皿を洗わなくなる、普段穏やかだった人が急に怒りっぽくなるなど、感情のコントロールができなくなることもサインとみていいでしょう。『いつもと違う』というのがポイントです。「うつの原因の一つはセロトニンの減少です。セロロ人を増やすためには日光を浴びて運動をすることです。それによって日々の暮らしへの意欲が高まり、集中力や認知機能も高まます。また、セロトニンは夜間に睡眠に関わるメラトニンに代謝されるため、睡眠状態も改善されます。」解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝