貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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女性では爪先スクワットで効果向上は望めない。

溝田先生達は健康な9人の男性と9人の女性に足の裏全体で体を行うノーマルなスクワッと踵を浮かせて爪先だけで体重を支える爪先スクワットを行ってもらい、外側広筋、大腿直筋、内側広筋、大腿筋膜張筋、半腱様筋、大腿二頭筋、内側腓腹筋、外側腓腹筋の筋電図をとりました。その結果、男性グループでは平地スクワットよりも爪先スクワットにおいて均整のとれた強い筋活動が認められましたが、女性グループでは2つのスクワットの間で筋活動の分布に差はありませんでした。以上の結果から溝田先生達は女性患者においてはスクワット方法を工夫するだけでは効果向上は望めず、意識の促しなど他の条件を整える必要があると結論しました。 膝を傷めるスクワットをしていませんか?スクワットをする時に膝を深く曲げると体の軸から膝の回転軸が離れてしまいます。したがって股関節や足首の動きに分散されることなく膝だけに負担がかかります。また、スクワットで膝を曲げた時に膝が内側に入いるX脚になると膝の内側に重心がかかり、内側の半月板にかかる負担が大きくなります。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝