貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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寝違いに効く回首散というまさに文字通りの漢方薬がある。

寝違いで整形外科の診療所を受診される方は結構多いです。寝違えの主な原因は、睡眠中の不自然な姿勢による首の筋肉への負担です。織部先生の報告では寝違いに対して回首散が有効であった症例が報告されています。回首散とは回る首の散ると書きます。まさに読んで字の如く寝違いの薬として昔から使用されてきた漢方薬で、ウ薬(ウヤク)、麻黄(マオウ)、川芎(センキュウ)、白芷(ビャクシ)、木瓜(モッカ)などの生薬が含まれます。 日本整形外科学会のホームページによると寝違えとは眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、首を動かすと痛みが出る時もあるため、治療法としては痛い方向には首を動かさないことです。 首を動かさないためにはネックカラーが良いのですが、従来の柔軟なネックカラーは目立つし、蒸れるので「寝違えぐらい直ぐに治るわ」と考え、ネックカラーを着けずに悪化する患者さんが多いです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝