尻もち骨折が寝たきりの原因になる。
最近ではバリアフリーが普及しています。車椅子の方には必要でしょう。でも整形外科医の立場からすれば、けつまづくような転倒では手で体重を支えることができるので、頭や膝の擦り傷、手首の骨折が起こる程度ですみます。寝たきりや認知症の始まりは股関節や腰椎の骨折であることが多いです。股関節や腰椎の骨折は前向きに転倒では起こらず、尻もちをつくような後ろ向き転倒で起きます。後ろ向き転倒予防には軸脚と反対の足を斜め後ろに伸ばしても転倒しない筋力を鍛えましょう。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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