座って重りをつけて足踏みをすると天然のコルセットができて腰痛が和らぐ
ヒトのお腹の周りにはは内腹斜筋、腹横筋、多裂筋などの筋肉があり、これが天然のコルセットの役割をしているためコルセット筋と言われています。竹内先生らは腰痛のある6人と腰痛が以前にあった6人と腰痛のない6人の計18人に腸腰筋の抵抗運動(足首に1kgの重りをつけ、椅子に座った状態から股関節をできるだけ曲げる)をしてもらいました(竹内義享ら:日本柔道整復接骨医学会誌.21: 1-8,2012)。その結果、2週間でコルセット筋の筋力も上昇し、腰痛が軽快しました。このことから腸腰筋単独の筋力強化によってもコルセット筋を効率よく収縮させ、体幹の安定機構に効果的であることがわかりました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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