貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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押し付けの奉仕ではなく現地主義の奉仕が必要。

日本は世界中殆どの国から好かれています。なぜなら宗教をおしつけない、武力を持たないないからです。これを利用して日本のロータリークラブでは国際的な支援を積極的に行なっています。しかし、できることは自助努力の意志を側面的に支援することだけです。実際の問題として紛争国において外部者が理想と考える政治理念や思想を押し付ける形での国家建設は成功することは稀です。唯一成功したのはアメリカの戦後日本改革です。その理由について司馬遼太郎さんは、「太平洋戦争は戦争ではなかった。なぜなら1度も互角に戦えなかった。そして圧倒的な戦力差を見せつけられた殆どの国民が変革を望んだためだ」と言っています。また、青木先生はその国の習慣を変えようとしてはいけません。例えば、女性の地位の向上などの問題について紛争国の女性が満足していれば、外部から変えられるものではないでしょう。日本が取るべきアプローチは自らが正しいと考えることを強要するのではなく、食料確保のための灌漑工事などの現地主義に根ざした現実的な支援をするべきですと述べています。 皆さんがロータリークラブの活動に興味を持っていただければ幸いです。 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝