日本が世界に誇るボルタレンを使った湿布と関節内注射。
医薬品開発力はアメリアが1位で2位は中国で日本は10位です。しかし、整形外科に関連する湿布とヒアルロン酸関節内注射の開発力では日本は頑張っています。前田先生の解説にもあるようにジクトルテープは、サロンパスでお馴染みの久光製薬株式会社が開発した日本発信のジクロフェナクナトリウム(商品名:ボルタレン)を含んだ湿布薬です。具体的には、持続性癌疼痛治療薬として、2021年5月21日に発売されました。全身に作用する、1日1回貼付で24時間効果が持続する、従来の経口薬に比べて消化管への負担が少ないことです。ジクトルテープの主な欠点は、貼付部位のかゆみや赤みなどの皮膚症状が出やすいことです。
ボルタレンという痛み止めの入ったヒアルロン酸は痛みを起こす滑膜という部分に停留して痛みを和らげます。宮本先生の解説ではヒアルロン酸とボルタレンを一緒に注射しても1日しか痛みは和らぎませんが、化学的にヒアルロン酸とボルタレンを結合させた注射液では3日間は痛みが和らいぎました。だからボルタレン入りヒアルロン酸であるジョイクルの効果は長持ちするのです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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