日本ではピルに対する偏見が強いが、月経困難症に使うことも多い。
1970年代に中ピ連 と呼ばれる中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合が話題になりました。寺内先生の解説によるとピルは日本では普及率・需要率ともに低所得国レベルにあり,かつ大きな変化がなく停滞しているそうです。ピルには2種類あります。低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤は月経困難症や子宮内膜症の治療が目的で、避妊用低用量ピルよりもエストロゲン量が少ないのが特徴です。商品名はルナベルとヤーズです。
全日本選手権に出場するようなトップアスリートの女性が足関節不安定症で治療しにきました。彼女は「ついでですが、月経時痛が強くて時に競技ができなくなります。低用量ピルを処方してくれませんか?」と頼まれました。なでしこジャパンの選手 23 名中 5 名が低用量ピルを. 内服していたが、欧米と比較するとまだ使用率は低いと言われています。やはり低用量ピルは避妊薬というイメージが日本ではまだ強いようです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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