更年期では睡眠時間より睡眠の質の低下が問題。
55歳前後の女性で「体がほてって,夜眠れないので睡眠薬を下さい」という患者さんが時々います。立石先生の解説ではこれは更年期障害の一つの症状です。また、立石先生によると更年期になると睡眠時間は十分とれているのに体がだるいという患者さんでは更年期を境としていびきをかくようになり閉塞性睡眠時無呼吸症が発症し、睡眠の質を低下させるのが問題だと解説しています
中高年のイビキが仕方ない。睡眠時間は6時間が良い。閉経後はどんな女性もイビキをかきやすい。Midorikawa先生達の研究では、呼吸困難感は短時間睡眠を招く一つの原因でした。プロゲステロンという筋肉の緊張を高める働きをする女性ホルモンが減少していく。すると筋肉の緊張が緩んで気道が狭くなり、就寝中にイビキをかくようになる。これによって、自分自身の睡眠の質が大きく低下してしまいます。閉また経すると閉経する前後に女性ホルモンのエストロゲンが減少し、睡眠中にホットフラッシュ(火照りやのぼせる症状)を起こしてしまうので深い眠りを得られない人が多いです 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |