朝食を和食に。1日1回以上の海藻は腸内細菌の種類を増やし、介護度を下げる。
中村学園大学栄養科学部では通所リハビリテーション施設を利用する33人の高齢者の食生活習慣,排便状況を調査しました。その結果、腸内細菌の種類が少ない高齢者ほど介護の手間がかかる割合が多かったです。腸内細菌の種類の多い高齢者の特徴は朝食が和食であることと海藻を1日に1回以上食べる人が多かったです。
Mori先生達は健康女子学生101人の中で81人には2ヶ月間発酵乳飲料を朝食後に毎日100ml飲んでもらい、残りの20人には飲んでもらいませんでした。その結果、発酵乳飲料を飲んだ81人では飲まなかった20人に比べて排便頻度、排便量が有意に増加しました。つまり、腸内細菌が増えると細菌の死骸に押し出されて便の量も増えます。だから、便の量が100g以下の人は発酵乳飲料を朝ごはんの後に食べましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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