椎間板ヘルニアは椎間板の中央にあった髄核が外に飛び出して椎間板の後ろを通っている神経に当たることによって足の痛みやしびれが出てきた状態です。コンドリアーゼは髄核の保水成分であるグリコサミノグリカンを分解することによりへルニアのサイズを縮小させ、足の痛みやしびれを和らげます(坂野友啓ほか:コンドリアーゼ治療の….脊椎脊髄ジャーナル.3:1065-1070,2019)。僕は患者さんに「神経を圧迫しているナメクジに塩をかけて水分を取り小さくするような治療法」と説明しています。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝