肩こりが女性に多いのは筋肉が少ないから筋トレしよう
加藤先生たち は50歳未満の働いている人489名を対象として.肩こり症状に関連する身体・生活・勤務状況を検討しました。その結果.肩こり症状を自覚している人は.女性が多く.仕事時の姿勢が座っていることが中心で歩かない人の割合が高く,体重に対する胴体の筋肉の量の比率が低いことがわかりました(加藤剛平ほか:日本職業・災害医学会会誌 67:87-94,2019.)。特に最近は、近年になりコンピューターなどのディスプレイを見詰めることにより頭位が前傾傾向になる不良姿勢が「IT猫背」と呼ばれる姿勢が増えてきました。首をまっすぐにした状態では首にかかる頭の重さは5.5kgですが、あごが5cm前に出ると14.5kgに増え、7.5cm前に出ると19kgに増えます。だから肩こりを防ぐためには女性でも首周りの筋トレをすることなのです。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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