腰痛を起こしやすい人は床から立ち上がり点数が低い
102人の健康な人に「今まで腰痛になったことがありますか?」という質問をして「ある」と答えた23人を腰痛ありグループ、「ない」と答えた79人を腰痛なしグループに分けました。床から立ち上がりの点数は腰痛ありグループでは平均6.8点であり、腰痛なしグループの平均8.2点に比べて統計学的に明白に低かったです。床から立ち上がり時には骨盤が前に回転しなければできません。床から立ちあり点数は前屈した時の指先から床までの距離ときれいな正比例をしめしました。
朝、歯を磨くために前屈する時にぎっくり腰が起こり易いですが、これも骨盤が前に回転せずに、腰にかかる負担が大きくなるからです。つまり、床から立ち上がりの点数が低い人は骨盤の回転ができにくいので腰痛を起こしやすいと考えました。文責: 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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