膝動脈を3ヶ月間塞ぐとが変形性ひざ関節症の炎症が治まる。
変形性ひざ関節症の痛みの原因は炎症のある部分には余分な新しい血管が多くできて炎症がさらに起きるからです。そこでSapoval先生達は痛みの激しい22名の変形性ひざ関節症患者さんにエチオド油を主な成分としたエマルジョンを使用して3ヶ月間だけ膝関節動脈を塞ぎました。その結果、疼痛スコアは治療前の 平均74.4 % から 3 か月後には 平均37.2 % に半減しました。副作用は腎臓の障害が22名中1名で起きましたが、血管の塞ぎを止めれば、すぐに回復しました。以上の結果からSapoval先生達はエチオド油を主な成分で動脈を塞ぐ方法は安全であり、手術をせずに痛みと機能を少なくとも 3 か月間改善すると述べています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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