靴の内側が高くなった中敷きは外反母趾にも踵の痛みにも効く
内側が高くなった靴の中敷きをアーチサポートといいます。一般的にアーチサポートは踵にかかる体重を土踏まずに逃してくれるので、足底筋膜炎などの踵の痛みの治療として使われます。しかしFarzadi 先生達は、内側アーチサポートは、母趾と第1中足頭にかかる圧力を第3,4,5趾(足の中指、薬指、小指)に移すことができるので、外反母趾の効果的な治療法であると報告しました(Farzadi M, et al.Prosthet Orthot Int. 39:134-139,2015)。つまりアーチサポートは前足部の外反母趾にも後足部の足底筋膜炎にも効くということになります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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