鶏の胸肉と酢を摂りながらトレーニングすると筋肉が良く着く
膝の痛みの治療のためには、体重が落ちても筋肉が痩せれば、膝の痛みは楽になりません。食事制限とともに筋トレをしましょう。
筋肉を使い過ぎると、酸素が足りなくなるので、酸素を使わずにグリコーゲンを分解してエネルギーを作るようになります。このエネルギーを作る途中で乳酸が筋肉に貯まり、筋肉のpHが低下し、筋の収縮力が弱くなり、疲労が起こります。鶏の胸肉に多く含まれるカルノシンは筋肉内のpHを一定に保つ緩衝能を強化してくれます。日本ハム研究所の原田先生らの研究ではマウスがどれぐらいの時間泳げるかを調べ、その後カルノシンを飲ました場合と飲まさなかった場合で再び泳がしました。その結果、カルノシンを飲ませた後は疲労が回復し、飲まさなかった時より長い時間泳げたそうです(原田理恵ほか:日本栄養・食糧学会誌.55:209-214,2002)。
また論濱舘先生達は軽度肥満の人に黒酢を含くんだ食品を12週間摂取させるとともに毎日10分間程度の運動を併用さました。すると消費エネルギーが糖よりも脂肪が主になるとともに運動時のエネルギー消費量が大きくなり減量の効果が上がりました(濱舘 直史ほか.日本補完代替医療学会誌 .11: 67-74,2014.)また、酢には筋肉の中のタンパク質の分解を少なくする作用もありますので、筋肉は保たれるので一石二鳥です。論文の解説:江坂駅近くの整形外科 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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