お年寄のように関節が痛く転倒しやすい児童は体力不足の子が多い
子どもなのにお年寄のように全身のどこかの関節が痛む子が増えています。松田先生らの調査では現在疼痛のある児童は17.0%(61 人)、多い部位は膝(20人)、足首(18人)、腰(12人)の順で多かったです(松田雅弘ら:調査研究ジャーナル.5: 111-119,2016.)。関節の痛みがある児童は睡眠が短く、両腕を体側に沿えた腹臥位から勢いをつけずに、上体を床から起こして保持させた「からだ挙げ」ができず、外遊びの時間が短いという特徴がありました。また、転倒しやすい児童は片脚立位やしゃがみ込みができず、からだ挙げの運動ができず、睡眠時間が短いという特徴がありました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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