蜜柑成分を1週間だけ食べれば冷え症が良くましになる
吉谷先生達は冷えを訴える女性11名(平均年齢29.6歳)に酵素処理したヘスペリジン(250mg/日)またはにせの薬(砂糖、250mg/日)をどちらを飲んでいるかわからないようにして7日ずつ食べてもらい、手掌部に15℃、1分間冷やし、その後の皮膚表面温、皮膚血流量、血管幅の変化を評価しました。その結果ヘスペリジン摂取時は、砂糖摂取時に比べて冷やした後の温度変化量、血流変化率が明白に高かったそうです。このため、1日に250mgのヘスペリジンを1週間だけ摂取することで、末梢の血流量が冷えを緩和すると結論しました(吉谷佳代ほか:日本栄養・食糧学会誌.61: 233-239,2008.)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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