足の変形としては外反母趾が最も多いと思いがちですが、65歳の人では外反母趾より浮き趾の人の方が多いです。弓岡先生達は65歳以上地域住民217名の足の変形を調査しました。その結果、浮き趾有りが137名(63.1%),外反母趾有りが84名(38.7%)でした(弓岡まみ他.ヘルスプロモーション理学療法研究 .7: 79-83,2017)。長年靴を履いていると段々足先が狭められ、趾先が地面から浮いてくるのでしょう。足の趾が地面に着いていないと転倒し、骨折しやすくなります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝