肥満と運動不足解消には麹甘酒を飲みながら筋トレしよう
「うれしいひなまつり」という童謡に「少し甘酒めされた赤いお顔の右大臣」という歌詞があるので、甘酒にはアルコールが含まれているイメージがあります。確かに酒粕は酒を造ったときの副産物で、アルコールが含まれているため、飲めない人がいます。酒粕から造る甘酒にはアルコールが1%ほど含まれています。しかし、麹(こうじ)甘酒は“酒”という文字がつきますが、アルコール成分は含まれていません。
だから、「私はアルコールがだめなんですね」とおっしゃる方も安心して下さい。麹(こうじ)甘酒は低カロリーで栄養価が高く、ビタミンBl,ピタミンB2ピタミンB6,葉酸, 食物繊維,オリゴ糖や,システイン.アルギニン,グルタミンなどのアミノ酸. ブドウ糖が含まれています(倉橋敦ほか:日本醸造協会誌, 112: 668ー674, 2017)。だから、筋トレ中には持って来いです。
米麭に含まれるビタミンB2およびアルギニンは脂質代謝を促進する効果が確認されています。樫村先生達はラットに米麹甘酒を投与した後、持久的運動を実施させれば、骨格筋におけるヒドロキシアルCoA脱水素酵素が活性し、脂質代謝が充進されることを報告しています。つまり、麹甘酒は運動と組み合わせることで脂肪を効率的に燃焼させることがわかりました。是非、お試し下さい。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |