スタッフが大会ルールを把握していないと選手がお気の毒
今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。最近、国際大会で『失態』のニュースが続きました。 野球のU-15国際大会で『強豪』キューバにリードしていたにもかかわらず、ピッチャーの規定投球数をオーバーした球に没収試合(敗戦扱い)になってしまったとか。 キャッチボールまで厳密に制限されるアメリカと日本では投球制限の考え方が相当異なる事は皆さんもご存知でしょうが、今回の問題はそういう観点では無く、「スタッフが勝負に関するレギュレーションを把握していなかったのか?」というポイントが重大だと思います。
一方バドミントンでは混合ダブルスのエントリーの際に姉妹の氏名を勘違いして出場出来なくなったと…。何だかなあ。選手がホンマお気の毒…。
私自身もサッカー・フットサルの国際大会の現場で驚いた経験があります。予選リーグの場合、一般に勝ち点➡︎得失点差➡︎総得点の順で勝ち抜きが決まりますが、実力差が大きいチームが混ざると勝ち点の次に『直接対戦成績』が位置づけられる場合も結構あるんです。
「このチームはこのまま0-0で終われば勝ち抜けると勘違いしているのでは?ベンチも含めて危機感が無さ過ぎる…」実際試合終了のホイッスルと共に選手・スタッフがガッツポーズ!いやいや、あんたら予選リーグ敗退やって。やっと状況を理解した監督が大会本部に詰め寄ってましたが、裁定が変わるはずも無く…。
勝ち点も1981年までは勝ち2・引き分け1・負け0だったんです。しかし勝利の価値を上げるために3に変更になったんです、ヨーロッパからですね。W杯も1994年大会から変わりました。トーナメントでもアウェーゴール2倍ルールが廃止されました。
学生野球の勝ち点?プロ野球の勝率?とかのシステムはよくわかりません。
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