貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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認知症予防には食事より運動。

脳内には、若い頃からアミロイドβと呼ばれるタンパク質の一種が、少しずつ蓄積されています。これは、いってしまえば、脳内のゴミです。アミロイドβが溜まるとその毒性によって脳の神経細胞が死滅します。さらに記憶力に関係する脳の海馬が萎縮し、脳が衰えて認知症になります。これまでにポリフェノールやペプチドによって認知症が「改善」されることが報告されています。でも坂井先生達によると血液が運搬するポリフェノールやペプチドが血液脳関門を透過し,脳実質へ移行,蓄積するかどうかは不明であると述べています。なぜなら、脳に毒内入らないように脳に入る前には厳重な関所があるからです 太極拳やヨーガも認知機能の改善をもたらすことが報告されています。丹先生達は乳酸閾値つまり有酸素運動と無酸素運動の堺である最大心拍数の90%程度の低・中強度の身体活動・運動においても、認知機能の改善効果が期待できると書いています。最大心拍数はおおよそ220から年齢を引いたあたいですから、70歳の人ならば150ですのでその90%というと脈拍数が135程度になる運動が認知症予防に効果的です。運動中脈拍を測れる腕バンドをつけるとわかりやすいと思います。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝