戸田整形外科リウマチ科クリニック

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重心を安定させるために四股をふもう。

体の姿勢や横揺れを防いでいるのはお腹の中にある腸腰筋という筋肉です。 腸腰筋を強くするのに適しているのが、お相撲さんの四股を取り入れた「四股ステップ」です。腸腰筋は太ももを上げるときに使われる筋肉なので、「四股ステップ」を続けるうちに腸腰筋が鍛えられます。立ったままの重心移動がスムーズにできるようになり、ひざにかかる負担も減らせます。また、「四股ステップ」は、ひざの痛みだけでなく股関節の痛みにも効果を発揮することがわかっています。 両脚を肩幅程度に広げ、やや前屈みの中腰の姿勢になります。片方の脚に重心を移しながら、その脚をゆっくり伸ばしていきます。同時に、もう片方の脚はできるだけ高く上げます。上げきったところで3秒間止めたら、上げた脚をつま先からゆっくりと降ろし、腰を落としていきます。「四股ステップ」は、毎日取り組む必要はありません。週に3日行えば大丈夫です。 (文章は戸田佳孝:ひざ痛を自力で治す. 大洋図書、2024年より引用。宜しければご購入下さい) 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝