貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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混乱しやすいが、PRPは傷の治りを早くし、サイトカインを多く含む血清は免疫を調整する。

多血小板血漿(PRP)やサイトカインを多く含む血清などの自分の血液を原料とした注射は、現在変形性膝関節症などの整形外科疾患の治療に広く応用されています。Di Lorenzo先生達はこれらの自分の血液を原料とした注射は組成や作用機序が大きく異なり、しばしば患者さんに用語の混乱を招いていると書いています。血小板を主成分とするPRPは、主に成長因子の放出を介して作用し、筋肉や軟骨の傷の治りを早くします。一方、無細胞のサイトカインを多く含む血清(例:凍結乾燥された血清)は、IL-1Raなどの伝達物質によって免疫調節作用を発揮します。なおPRPは細胞、つまりDNAを含んでいるのでクローン化なので法律的な規制がかかりますが、サイトカインを多く含む血清には細胞が含まれていないためクローン化などの可能性がありません。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝